喘息の発作は、ひどくなると見ているほうもパニックになってしまいます。
でも、あわてているだけでは何の解決にもなりません。
しかも、ぜんそくの発作は繰り返すほどに悪化します。
なるべく早く抑えることも、治療の1つなのです。
日ごろから発作に対する心の準備をするとともに、
正しい対処法を知っておきましょう。
心の問題なんて、聞いていない!なんておっしゃらないでください。
不安感は、症状を悪化させてしまいます。
発作を起こしている本人だけでなく、私たち親が落ち着くことも大切です。
子供の発作を目の当たりにすると、やはり動揺してしまいます。
しかし、子供が小さいほど、親の動揺は伝わりやすく、悪化を招きやすいものです。
落ち着いて、呼吸の状態を確認しましょう。
発作を起こし、呼吸が苦しくなると酸素の欠乏を感じてパニックが起こります。
これは、生き物として当たり前の反応なのですが、悪化させる要因でもあります。
落ち着くことをこころ掛けた後は、リラックスするように努力してみましょう。
症状が軽い場合は、外気にふれたり、少し歩いたり、
また、音楽やテレビなんかもいいでしょう。
小さい子なら、子守唄のようなものを歌ってあげたりして、
体の緊張状態を解いてあげるよう努めましょう。
気管支をふさぐ痰を柔らかくするために、多めの水分を取らせましょう。
カフェインを気にする人もいますが、お茶は飲みやすくおすすめです。
背中をタッピングすることで、痰が出やすくなるのでやってあげましょう。
【やり方】
卵を持つように手を丸める
背中の下から上に向かって、リズミカルにトントントンと叩きます。
発作の原因となるものが部屋にないか、
(線香、たばこなどの煙、ペット、掃除機の排気など)確認し、
換気などをして空気を正常化しましょう。
外では、排気ガスや、花粉、黄砂、花火の煙など、アレルゲンの無い環境に移動しましょう。
布団から離れたら治まったなんてコトも聞いたことがあります。
喘息の赤ちゃんは、おんぶのままのほうがよく眠れるという事からもわかるように、
上体を起こしているほうが呼吸は楽です。
発作を起こしているときも同じで、上体を起こしてあげましょう。
気道を圧迫しないよう、力を抜いて壁にもたれたり、
何かに寄り掛かったりすると楽になります。
親の体に寄り掛かると、安心感も加わりますので、
お子さんにはできればそうしてあげてください。
腹式呼吸は、呼吸を整えるだけでなく、
リラックス効果もあり、症状を軽くすることができます。
腹式呼吸を普段から練習するようにし、
いざというときにできるようにしておきましょう。
お腹で大きく呼吸をするだけで、喘息発作は軽くなります。
普段から練習をしておいて、いざというときに備えて下さい。
「ちょっとおかしいかも・・・?」と思ったら、すぐに救急車を呼びましょう。
いえ、思わなくても、夜間の発作なら救急車を呼びましょう。
2000年以前は、年間で5000 人以上のぜんそく患者が亡くなったそうです。
もちろん、子供も含まれます。
最近は、死亡者数もだいぶ減りましたが、それでも年間2000人を超えています。
喘息は、死に至る危険な病気ですから、軽く見てはいけません。